知っておきたいむくみと塩分の関係性 | むくみの専門家がお送りするむくみ予防ブログ

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2019.01.25

知っておきたいむくみと塩分の関係性

 

「塩分の摂りすぎ」は良く知られているむくみの原因の一つです。

しかし、摂りすぎると良くない、とまでは知られていますが、その関係性や対処法については知らない人も多いようです。

むくみと塩分の関係性、また、対処法や予防についてまとめてみました。

 

むくみと塩分の関係性とは?

人間の体は、体内の塩分濃度を常に一定にしてバランスを取っています。

一日に必要な塩分は、成人男性で19g未満、女性で7.5g未満、心疾患や血圧の高い人は16g未満です。

ラーメン一杯の塩分量が約6mgなので、現代人の食生活はついつい塩分を摂りすぎてしまいます。

塩分を摂りすぎると、体の中では塩分を薄めようと水分を要求します。塩辛いものを食べ過ぎたとき、ノドが渇くのはそんな理由からで、体内では体じゅうの水分を体にとどめ排出しないようにするため、結果的にむくみとなって現れます。

むくみのせいで血流が悪くなり、筋ポンプ作用もうまく機能せず、リンパ液も滞り、老廃物も滞留するので、放置すると腎機能や肝機能にも影響が出てきます。

重大な内臓疾患へと発展してしまう前に、むくみは放置せずに解消するようにしましょう。

塩分を多く含む食品

塩分は知らず知らずのうちに摂取しています。

塩分を多く含む食品を知って予防につなげましょう。

【塩分を多く含む食品】

  • ラーメン・うどんなど塩分の濃いスープに浸っている麺類
  • ハム、ウインナー、ソーセージなど加工肉食品
  • かまぼこ、ちくわ、さつま揚げなど魚肉練り製品
  • 梅干し
  • 味噌汁
  • 漬物
  • フライドポテト

塩分の摂りすぎは、加工品を購入した際や外食をする際に、商品やメニューに表示されている塩分表示を参照にしましょう。

塩分表示がない場合は「ナトリウム量」として表示されているケースもあるので、ナトリウム400=塩分1gと換算してチェックして下さい。

塩分過多によるむくみを解消するために摂りたい食材

塩分過多によるむくみは「食べる」ことで解消することが可能です。

むくみに効果のある栄養素をご紹介します。

【カリウム】

体内の塩分を排出する作用がある栄養素です。

その特性上、体内にとどめておくことができず、一度にたくさん摂取してもすべて排出されてしまうため、食事ごとに摂取しましょう。

カリウムが含まれている食品は、バナナ、アボカド、ホウレンソウなどです。

【クエン酸】

クエン酸は体内の老廃物を分解して排出する作用、そして肝臓で脂肪の代謝を高める作用があります。血行を良くする効果も期待できるので、むくみ対策向けの栄養素です。

グレープフルーツやレモンなどフルーツに含まれています。

【ビタミンE

ビタミンEに含まれるy-トコフェロールには、抗酸化作用が含まれている上に、体内のナトリウムを排出させる働きがあります。

プルーン、アボカド、モロヘイヤなどに多く含まれています。

【サポニン】

サポニンは利尿作用があります。余分な水分を排出し、体内の水分量を調節します、

サポニン含まれている食材はごぼう、小豆、などです。

【ポリフェノール】

抗酸化作用といえばポリフェノールです。老廃物を排出する働きや、血中の抗酸化脂質の発生を防ぐ働きがあります。

カカオ、赤ワイン、ベリー系フルーツに効果を期待できます。

ご紹介した栄養素は手軽な食材で摂取することができます。

毎食、少しずつ習慣的に摂取するよう心がけるだけでむくみにくい体を作ることも可能ですので、実践してみましょう。

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